御影堂
国宝
開山親鸞聖人の木像を中央須弥壇上に安置し、歴代上人の画像を両脇壇および両余間に敬置するお堂となっております。畳七百二十五枚が敷かれており、全国の国宝木造建築の中でも五番目の巨大な堂です。
如来堂
国宝
御影堂の西に配置され、御影堂とならんで南面するお堂です。「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来立像(快慶作 国指定重要文化財)を本尊とし、教義上この堂が伽藍の本堂となります。
山門
国指定重要文化財
御影堂の正面にあって、専修寺伽藍の総門。五間三戸二階二重門の形式になっています。これは山門として最高の格式です。瓦に宝永元年(1704)の銘があり、これが建築年時とされています。
唐門
国指定重要文化財
如来堂正面にある四脚門。すべて良質の欅を用い、しかも装飾で空間を埋め尽くしたような豪華な建築。天保15年(1844)に上棟しています。棟梁高木光規は如来堂を建てた但馬の孫。
太鼓門
国指定重要文化財
平屋建ての長屋門の上に三層の櫓をのせ、その最上階に大太鼓吊っているので「太鼓門」と呼ばれています
御廟
親鸞聖人御廟は寛文12年(1672年)に造営されました。御廟は手前から唐門・拝堂・石橋が設置され、その奥に親鸞聖人の墓所と、その周囲に専修寺歴代上人の墓所があります。
御廟拝堂・御廟唐門及び透塀
国指定重要文化財
御廟拝堂・唐門・透塀ともに幕末に造営されました。
通天橋
国指定重要文化財
御影堂と如来堂を結ぶ通天とよばれる橋です。両御堂の縁側にかかっているため高床とし、板張りで、柱間はすべて吹抜けになっています。
鐘楼
国指定重要文化財
慶安5年(1652)、専修寺第15世住持堯朝上人の7回忌を迎えるにあたり鋳造されました。御堂での勤行前に撞かれます。
賜春館
国指定重要文化財
明治11年(1878)に貴賓接待用として新築された書院です。明治天皇行幸の行在所として使用されたことがあり、それを祝って「賜春館」と命名されました。
対面所
国指定重要文化財
大正元年まで御法主が檀信徒に対面する場所であったため対面所と呼ばれています。
大玄関
国指定重要文化財
境内地の中心やや東に位置する、大きく湾曲した切妻屋根が特徴的な建物です。専修寺の正式な玄関です。
茶所
国指定重要文化財
山門を入ってすぐ右手にある湯茶の接待所です。現在は寺カフェ「蓮心庵」が併設されており、文化財のなかで甘味を楽しめます。
安楽庵
三重県史跡名勝
如来堂と御影堂の背後にある庭園に、ひっそりたたずむお茶席です。庭園は「雲幽園」といい、ほとんど石組みを作らず、自然の美をそのままに生かし、蓮池を主体としています。独特な構造で格式が高く、茶席は江戸時代初期の名席と言われています。
宝物館
専修寺が誇る親鸞聖人真蹟の数々を収蔵する宝庫。昭和36年の宗祖700回大遠忌法要を記念して建造されました。 展観室と収蔵室の二棟があり、とくに収蔵室は厳重な防湿構造です。
現在は改装工事中です。
宗務院
高田派の事務を行う中心施設です。広いロビーも備えられているので、気軽にお入り下さい。高田派全体と本山専修寺の事務をおこなっており、2階の諸会議室では、各種の研修会も実施されております。
納骨堂
ご先祖を通してほとけ様に出遇うところです。いま生かされていることを感謝し、ほとけ様に手を合わせましょう。
高田会館
宿泊、宴会、イベントホール、仕出しなどの総合施設です。旧高田青少年会館に補強工事等を施し、平成25年9月より高田会館としてリニューアルオープンしました。耐震基準に適合した施設としてより快適な場を御提供いたします。
高田会館ホール
国内外で活躍する建築家の内藤恒方さんが手掛け、竹中工務店が施工しました。ホールには蓮の花をイメージしたシャンデリアや、現代的な障子のホールを取り入れました。
休憩所
「ユニバーサルデザインのまちづくり」三重県整備基準に適合した施設です。男性用、女性用トイレに併せてどなたでも使えるように配慮された個室のトイレを備えています。どうぞご利用下さい。
総合案内所
納骨堂のご案内や団体参拝の受付をしております。