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大玄関

大玄関は境内地の中心やや東に位置し、御影堂の北東、対面所の南西に立つ。建立年代は殿舎が焼失した天明3年(1783)の火災の後、対面所と共に再興されたもので、寛政2年(1790)の再建と伝えている。

再建当初は対面所の東に位置し正面を東に向けて建っていたが、明治11年(1878)に現在の位置に移築され、その際に正面を南向きに改めている。この移築も明治13年(1880)の天皇行幸に備えたものと思われる。また寛政2年は御対面所再建の天明5年(1785)と通天橋建立の寛政12年(1800)の中間に当たり、両棟ともに伊藤平左衛門が棟梁を勤めているので、この大玄関も伊藤平左衛門が関わっていた可能性が高いと思われる。専修寺建造物調査報告書より

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