施設のご紹介

御廟唐門(ごびょうからもん)・御廟拝堂(ごびょうはいどう)

御廟唐門(ごびょうからもん)
御廟拝堂(ごびょうはいどう)

如来堂の西側、小さな石橋を渡って堀の間を抜けたところが、真宗の開祖親鸞聖人の御廟である。南から唐門、拝堂、石橋と続きその奥に親鸞聖人の墓とそれをとり囲むように専修寺歴代住職のお墓がある。
正面にある唐門は文久元年(1861)の建築で、屋根は檜皮葺、長押や柱の間や扉などはすみずみまで彫刻で埋め尽くされ工芸品のように美しい。左右につらなる透塀も同時に造られたもので、腰廻りにスイセン、ハス、タンポポなどの草花の彫刻が付けられている。
拝堂は瓦の銘文より安政5年(1858年)の建築と考えられており、屋根の4面に千鳥破風を付け、正面軒に唐破風を付けている。内部の床は、瓦が接ぎ目を斜めにした、いわゆる四半敷で敷かれている。
親鸞聖人のお墓は寛文11年(1671)専修寺に伝えられていた聖人の骨5粒を埋めて造られたものである。

津市教育委員会の解説パネルより

修復工事完了報告